業務系とWeb系の違いは?

業務系ITとWeb系ITからなるIT業界

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IT業界は広くて深い

ITという言葉はよく知っていても、それが何を指すのかはよく知らないという人は少なくありません。ITがパソコンなどのコンピュータ機器やインターネットそのものを意味すると認識している人も多いため、IT業界と聞くとパソコン関係の仕事をしている業界という大まかな理解に偏ってしまいがちです。ちなみに、ITとはInformation Technologyの略で「情報技術」という意味があります。パソコンやインターネットもITの一部には違いありませんが、IT業界はそれだけでなく、他の幅広い分野とそれぞれの分野の深い専門知識に支えられているのです。

業務系・Web系の違いと共通点

IT業界には、「業務系IT」と「Web系IT」の大きく分けて2つの方向性があります。ただ、その境界線は比較的あいまいで、両方の技術をカバーするエンジニアがいれば片方のみをカバーするエンジニアもいるというのが今の状況です。企業専属のシステムエンジニアであれば、部署やプロジェクトによって業務系もWeb系もと臨機応変な対応が求められることもあるでしょう。業務系ITにもWeb系ITにも共通するのがインフラ系の知識と技術です。ソフトやアプリケーションを作動させるためのハードウェアとネットワークをつなげるという通信インフラ整備は、どの系統のITでも必要です。そのため、IT業界の中でオールマイティに仕事をこなせるようにしておきたいなら、インフラ系のスキルがひとつの強みになることでしょう。

業務系ITの歴史は古い

今でこそインターネットはあって当然のものですが、このような状況になったのはまだ最近の話です。昔の業務系システムは、メインフレームという大型の汎用機械によって動いていました。現在では多くの企業の業務システムが技術の進歩によってコンパクトにされているとはいえ、メインフレームは今もなお現役で、金融系などの大規模システムを稼働させている業界では今も活用されています。業務系ITで有名な企業にはマイクロソフトやIBM、日立、富士通、NECなどがあります。

Web系ITの歴史は浅い

インターネットが普及しはじめたのは2000年前後のことですが、そこからWeb系ITは驚くほどの速さでどんどん広がっていきました。GoogleやYahoo、Facebookなどの海外企業をはじめ、アメーバブログなどで有名なサイバーエージェントや楽天などの国内企業も軒並み成長しました。様々なWebサービスが今や生活の一部として多くの人々に利用されていることからもわかるように、Web系ITは企業だけでなく人々の生活インフラとして必要不可欠なものへと成長しました。

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